中学生でもわかる!FX用語をやさしく解説|初心者向け用語集【2025年最新版】

目次

FX用語集(A-Z)

CPI(消費者物価指数)

「物価の通知表」です。私たちが普段買うモノやサービスの値段が、去年の同じ時期と比べてどれくらい上がったか下がったかを示す数字です。この数字が高いと「インフレ(物価上昇)」と判断され、国の金利政策に大きな影響を与えます。

補足:これが発表されると、テストの結果発表のように相場が大きく動くことがあります。

DD方式

あなたの注文を、FX会社が一度「預かる」取引方式です。あなたが負けるとFX会社が儲かる仕組みになることが多いため、透明性が低いと言われることがありますが、スプレッドが狭い(手数料が安い)傾向があります。

補足:FX会社とトレーダーが1対1で勝負するような形式です。

EA(自動売買)

「Expert Advisor」の略で、プログラムを使って自動的にFX取引を行うシステムのことです。24時間、あなたが寝ている間もプログラムが勝手に取引をしてくれます。

補足:優秀なロボットに取引をお任せすること。ただし、ロボットの設定や選び方が重要です。

エリオット波動

「相場には決まったリズムがある」という考え方です。「上げて・下げて」を繰り返しながら、ひとつの大きな波を作るという理論で、相場の先読みをするのによく使われます。

補足:相場の「波のリズム」を読むための地図のようなもの。

FOMC(連邦公開市場委員会)

アメリカの「お金の方針」を決める超重要な会議です。約6週間に1回開かれ、アメリカの金利を上げるか下げるかが話し合われます。世界中の投資家が注目しており、発表の瞬間は相場が激しく動きます。

補足:世界経済のリーダー(アメリカ)の作戦会議。ここで決まったことは世界中に影響します。

GDP(国内総生産)

その国が1年間でどれだけお金を稼いだかを表す成績表です。この数字が大きいほど、その国の経済は元気だと判断されます。

補足:国の「体力測定」の結果。数字が良いと、その国の通貨が買われやすくなります。

IFD注文

「もし買えたら、次はここで売る」という2つの注文をセットで出す方法です。「If Done(もし、終わったら)」の略です。

補足:予約注文のセット。「買いたい値段」と、その後の「売りたい値段」を一度に予約できます。

IFO注文

IFD注文とOCO注文を合体させた最強の予約注文です。「もし買えたら、利益確定はここ、損切りはここ」という3つの指示を一度に出せます。

補足:エントリーから決済(勝ち・負け両方)まで、すべて完全自動で予約できる注文方法。

MACD(マックディー)

2本の線を使って、相場の「勢い」と「転換点(流れが変わる場所)」を見る分析ツールです。線がクロスするところが売買のサインになります。

補足:トレンドの始まりと終わりを見つけるのに便利なレーダー。

MT4(MetaTrader4)

世界中のトレーダーが愛用している、FX取引のための無料ソフトです。チャートを見たり、線を引いたり、自動売買を動かしたりと、なんでもできる「万能ツール」です。

補足:FX界の「スマホ」のような存在。これがあれば大抵のことはできます。

MT5(MetaTrader5)

MT4の進化版です。MT4より動作がサクサク動き、分析できる機能も増えています。ただし、MT4専用の自動売買ソフトが使えないことがあるので注意が必要です。

補足:最新の高性能スマホのようなもの。性能はいいけど、古いアプリが動かないことも。

NDD方式

あなたの注文を、FX会社が邪魔せずにそのまま市場に流す取引方式です。透明性が高く、公平な取引ができますが、少し手数料(スプレッド)が広くなることがあります。

補足:産地直送のようなもの。間に余計な業者が入らないので、クリアな取引ができます。

OCO注文

「利益確定」と「損切り」の2つの注文を同時に出し、片方が成立したらもう片方を自動でキャンセルする注文方法です。

補足:「勝ったらここで利益ゲット、負けたらここで逃げる」という2つの出口を同時にセットできる便利な注文。

PPI(生産者物価指数)

「工場出荷価格」の変動を示す数字です。お店に並ぶ前の段階の値段なので、これがいずれCPI(消費者物価)にも影響してきます。

補足:物価の未来を占う先行指標。CPIの前触れとして注目されます。

RSI

相場の「買われすぎ」「売られすぎ」を0〜100%の数値で表すメーターです。一般的に70%以上で買われすぎ(そろそろ下がるかも?)、30%以下で売られすぎ(そろそろ上がるかも?)と判断します。

補足:相場の体温計。熱すぎたら冷めるし、冷えすぎたら暖まるという性質を利用します。

FX用語集(あ行)

アスク・ビッド(Ask / Bid)

FXの画面に出てくる2つの価格のこと。「Ask(アスク)」はあなたが買うときの値段、「Bid(ビッド)」はあなたが売るときの値段です。常にAskの方が少しだけ高くなっています。

補足:海外旅行の両替所と同じで、買う時と売る時で値段が違うこと。この差額がFX会社の手数料になります。

一目均衡表

日本人が開発した有名な分析手法です。ローソク足と5本の線、そして「雲」と呼ばれる帯を使って、相場の流れや転換点を一目で見抜きます。

補足:「雲」の上にあるか下にあるかで、相場の強さを判断できる日本生まれの優れもの。

移動平均線(MA)

過去の価格の平均値を線で結んだものです。チャート分析の基本中の基本で、「この線より上なら上昇トレンド」「下なら下降トレンド」といった判断に使います。

補足:相場の「平均的なルート」を示す線。これを見ると、今の価格が高いのか安いのかが分かります。

円高・円安

円の価値が上がったり下がったりすること。「1ドル=100円」から「1ドル=80円」になるのが円高(少ない円でドルと交換できるから円が強い)。逆に「1ドル=120円」になるのが円安です。

補足:数字が小さくなると「円高」、数字が大きくなると「円安」なので、直感と逆で混乱しやすいポイントです。

エントリー

「よし、ここで取引開始だ!」と注文を出して、ポジションを持つこと。戦いのリングに上がる瞬間です。

補足:チケットを買って入場すること。ここから損益が発生し始めます。

追証(おいしょう)

「追加証拠金」の略。取引で損をしすぎて、口座のお金が足りなくなった時に、FX会社から「足りない分のお金をすぐに入れてください」と請求されることです。

補足:借金ではありませんが、「口座の残高不足」の警告。期限までに入金しないと強制的に決済されます。

オシレーター系

「買われすぎ」「売られすぎ」を判断するための分析ツールのグループ名。RSIやストキャスティクスなどがこれに含まれます。レンジ相場(横ばいの相場)で特に力を発揮します。

補足:相場の「振り子」の行き過ぎを見つけるメーター類。

オーダー

FX会社に対して「買いたい」「売りたい」と注文を出すこと。

補足:レストランでの「オーダー(注文)」と同じ意味です。

オーバーナイトポジション

その日のうちに取引を終わらせず、次の日まで持ち越すこと。これをすると「スワップポイント」が発生します。

補足:ポジションを持ったまま「お泊まり」すること。

FX用語集(か行)

為替介入

政府や日銀が、行き過ぎた円高や円安を止めるために、無理やり巨額のお金を使って為替レートを動かすこと。「伝家の宝刀」とも呼ばれます。

補足:審判(国)が試合(相場)に直接参加して、強引に流れを変えるような緊急措置。

空売り(からうり)

手元に持っていない通貨を、先に「売る」ことから始める取引です。「高く売って、安く買い戻す」ことで利益を出します。下落相場でも利益が出せるFXの大きな特徴です。

補足:例えば、友達から1万円のゲームを借りて、すぐ中古屋に1万円で売ります。後日、そのゲームが5000円に値下がりした時に買い戻して友達に返せば、手元に5000円残りますよね。これが空売りの仕組みです。

逆指値注文(ぎゃくさしね)

「これ以上下がったら売る(損切り)」というように、今の価格よりも不利な条件を指定する注文。主に損を拡大させないための「保険」として使います。

補足:命綱のようなもの。「ここを超えたら危ないから自動で逃げる」という設定です。

強制ロスカット

含み損が大きくなりすぎて、口座のお金が底をつきそうになった時、FX会社が強制的に取引を終了させる仕組み。トレーダーが借金を背負わないようにするための安全装置です。

補足:ゲームオーバーの強制終了。これを避けるのがFXで一番大切です。

金利政策

中央銀行が、景気を良くしたり物価を安定させるために、国のお金の金利(レンタル料)を上げ下げすること。FXでは金利が上がる国の通貨が買われやすくなります。

補足:経済のアクセルとブレーキ。金利を上げる=ブレーキ、下げる=アクセルです。

クロス円

米ドル以外の通貨と日本円のペアのこと。ユーロ円、ポンド円、豪ドル円などがこれに当たります。

補足:ドルを介さずに計算される、日本円とのペア通貨たち。

クローズ

持っているポジションを決済して、取引を終了させること。これによって利益や損が確定します。

補足:お店を閉めるように、その取引を終わりにすること。

FX用語集(さ行)

指値注文(さしね)

「100円になったら買う」というように、今より有利な値段を指定して待つ注文方法です。

補足:スーパーの安売りチラシを見て「この値段なら買う!」と決めておくような注文。

サポートライン

チャートの下値をつないだ線。「これ以上は下がらないだろう」という抵抗帯として機能します。

補足:相場の「床」。ここでボールが跳ね返るように、価格も反発しやすいです。

シグナル配信

プロのトレーダーなどが「今が買いどき!」「ここで売れ!」といった情報を教えてくれるサービス。

補足:カンニングペーパーのようなものですが、詐欺も多いので注意が必要です。

証拠金

FX取引をするために、FX会社に預けなければならない「担保」のお金。

補足:取引をするための「参加費」や「人質」のようなお金。

証拠金維持率

「今の口座のお金で、どれくらい安全にポジションを持てているか」を示すパーセンテージ。これが100%や50%を下回ると強制ロスカットされます。

補足:口座のHP(体力)ゲージ。減りすぎるとゲームオーバーになります。

ショート

「売り」のポジションを持つこと。「空売り」と同じ意味です。

補足:相場が下がると思う時に「ショート」します。逆に買うことは「ロング」と言います。

スイングトレード

数日から数週間ポジションを持ち続ける、中期の取引スタイル。毎日の細かい動きを気にせず、大きな波に乗ることを目指します。

補足:普段仕事をしている人でも取り組みやすい、ゆったりとしたトレード。

スキャルピング

数秒から数分という超短時間で、数円〜数十円の利益を何度も積み重ねる取引スタイル。

補足:スキャルピングとは「皮を薄く剥ぐ」という意味。小さな利益を高速で剥ぎ取っていく手法です。

ステップ注文

相場が動くごとに、段階的に少しずつ注文を入れていく方法。

補足:一度に全額賭けず、様子を見ながら少しずつ積み増していく慎重な戦法。

ストキャスティクス

RSIと同じく「売られすぎ」「買われすぎ」を見る指標ですが、RSIよりも動きが敏感で、細かい売買タイミングを見るのに適しています。

補足:感度の高いセンサー。敏感すぎて「ダマシ(嘘のサイン)」が出ることもあります。

スプレッド

「買う値段」と「売る値段」の差額のこと。実質的なFX取引の手数料です。

補足:狭い(安い)ほどトレーダーには有利。見えないコストとして毎回かかっています。

スリッページ

注文ボタンを押した時の値段と、実際に注文が成立した値段がズレてしまうこと。相場が急変している時によく起こります。

補足:ネット通販で「在庫あり」を見てクリックしたのに、決済画面で値段が変わっていたような現象。

スワップポイント

2つの国の金利差から生まれる利益(または損失)。金利の高い通貨を買って持っていると、毎日お小遣いのように金利差額がもらえます。

補足:銀行の利息のようなもの。長期保有でチャリンチャリンと貯めることができます。

ゼロカット

相場が急変して口座残高がマイナスになってしまった時、FX会社がそのマイナス分を帳消しにしてくれる制度。海外FX業者でよく採用されています。

補足:借金を背負うリスクをゼロにしてくれる、ありがたい救済システム。

損切り(そんぎり)

予想が外れて含み損が出ている時に、これ以上傷口を広げないように、自ら負けを認めて決済すること。FXで生き残るために最も重要な技術です。

補足:トカゲの尻尾切り。小さな怪我で済ませて、致命傷を避けるための勇気ある撤退。

FX用語集(た行)

ダイバージェンス

「逆行現象」のこと。価格は上がっているのに、オシレーター系の指標(RSIなど)は下がっている状態。トレンドの終わりや転換のサインとされます。

補足:相場の「ブレーキランプ」。勢いが弱まっていることを知らせる警告サイン。

チャートパターン

「ダブルトップ」や「三尊」など、チャートに現れる特定の形のこと。過去の経験則から「この形が出たら次はこう動きやすい」という予測に使います。

補足:相場の「必勝パターン」のような形。

中央銀行

国のお金を管理する銀行の親玉。日本なら「日本銀行(日銀)」、アメリカなら「FRB」のこと。彼らの一言で相場が激変します。

補足:通貨の番人。お金の量を調整して、経済をコントロールしています。

テクニカル分析

過去のチャートや値動きのデータだけを見て、未来の価格を予想する方法。「歴史は繰り返す」という考えに基づいています。

補足:データ重視の分析法。グラフの形や計算式で勝負します。

デイトレード

買ったポジションをその日のうちにすべて決済し、翌日に持ち越さない取引スタイル。

補足:その日の勝ち負けをその日に決めるスタイル。夜はぐっすり眠れます。

トレール注文

価格が自分に有利な方向に動いた時、それに合わせて「逆指値(損切りライン)」も自動でついていく注文方法。

補足:利益を確保しつつ、さらに利益を伸ばせる便利な「追尾型」の注文。

トレンドライン

チャートの高値同士、または安値同士を結んで引く線。相場が今どちらの方向(上か下か)に向かっているかを把握するのに使います。

補足:相場の「流れ」を見える化する線。この線の上に乗っている限りは安心、などの判断に使います。

FX用語集(な行)

ナンピン(難平)

買った後に価格が下がった時、さらに買い増しをして「平均購入単価」を下げること。上手くいけば助かりますが、失敗すると損が倍増する危険な技です。

補足:「下手なナンピン、スカンピン(素寒貧)」という格言があるほど、初心者には推奨されない諸刃の剣。

成行注文(なりゆき)

「いくらでもいいから、今すぐ買いたい(売りたい)!」という注文方法。すぐに取引が成立します。

補足:スピード重視の注文。急いで電車に飛び乗るようなイメージです。

FX用語集(は行)

ファンダメンタルズ分析

その国の経済状況、政治、ニュースなどを分析して、未来の価格を予想する方法。

補足:健康診断の結果を見て、その人の体調を判断するような分析法。経済の「基礎体力」を見ます。

フィボナッチ

自然界にある「黄金比」を相場に当てはめた分析手法。「価格がここまで戻ったら反発するだろう」という予測に使われます。

補足:ひまわりの種の並び方などに見られる不思議な数字の法則を、FXに応用したもの。

含み益・含み損

まだ決済していない(確定していない)利益や損失のこと。含み益は「幻の利益」、含み損は「耐えている損失」です。

補足:決済ボタンを押すまでは、あくまで「計算上の数字」です。含み益は利確して初めて自分のお金になります。

ピップス(pips)

異なる通貨ペアの変動幅を統一して表す単位。ドル円なら「1銭=1pips」です。「10pips勝った」などと使います。

補足:FXトレーダー共通の「距離」の単位。

ヘッジ

損失が出ないように、反対の取引をしてリスクを相殺すること。「リスクヘッジ」の略。

補足:保険をかけること。損を最小限に抑えるための守りの手段。

ポジション

現在、通貨を買っている(または売っている)状態で、まだ決済していない持ち分のこと。「建玉(たてぎょく)」とも言います。

補足:ゲームに参加中の状態。「ポジションを持っている」=「試合中」という意味です。

ポジショントレード(長期トレード)

数ヶ月から数年単位で長くポジションを持ち続けるスタイル。主にスワップポイントや、国単位の経済成長を狙います。

補足:果報は寝て待つスタイル。一番どっしり構えた投資法です。

ボリンジャーバンド

移動平均線の上下に、統計学を使って計算した「バンド(帯)」を表示させたもの。「価格の大半はこの帯の中に収まるはずだ」という予測に使います。

補足:価格が動く「道路の幅」を表示するツール。はみ出したら異常事態、と判断します。

ボラティリティ

価格変動の激しさのこと。ボラティリティが高い=値動きが激しい、低い=値動きが少ない、という意味です。

補足:相場の「暴れ具合」。ボラが高いとチャンスも大きいですが、大怪我するリスクも増えます。

FX用語集(ま行)

マージンコール

「証拠金が減ってきて危険ですよ!」というFX会社からの警告メール。強制ロスカットの一歩手前のお知らせです。

補足:イエローカード。「これ以上負けると退場になりますよ」という警告です。

米雇用統計(べいこようとうけい)

毎月第一金曜日に発表される、アメリカの雇用に関するデータ。世界中のトレーダーが最も注目する「お祭り」イベントで、発表直後は相場が乱高下します。

補足:月に一度のビッグイベント。初心者はこの時間は取引を避けたほうが無難です。

メンタルブロック

「損をするのが怖い」「もっと儲けたい」といった感情が邪魔をして、正しい判断ができなくなる心のブレーキ。

補足:自分自身の心との戦い。FXで勝てない原因の多くはこれです。

モメンタム

相場の「勢い」を測る指標。今のトレンドが加速しているのか、それとも失速しそうなのかを判断します。

補足:ボールを投げた時のスピードのようなもの。勢いが落ちてきたら、そろそろ落ちるかな?と予測します。

FX用語集(や行)

約定(やくじょう)

注文が成立すること。「買いたい」注文と「売りたい」注文がマッチングして取引が成立した状態です。

補足:契約成立、握手完了の合図。

約定拒否

注文を出したのに、FX会社に「今はその値段では無理です」と断られること。相場が荒れすぎている時などに起こります。「リクオート」とも言います。

補足:お店に行ったら「売り切れです」と言われるような、注文が通らない状態。

有事のドル買い

戦争や大災害など、世界で何か悪いことが起きた時に、一番信用できる「米ドル」を買っておこうとする動きのこと。

補足:困った時の神頼みならぬ、困った時のドル頼み。

ユーロドル

ユーロと米ドルのペア。世界で一番取引量が多い、FXの王道ペアです。

補足:世界No.1とNo.2の通貨の綱引き。世界中のトレーダーが見ています。

ローソク足(陽線・陰線)

一定時間の値動きを、ローソクのような形の図形で表したもの。値段が上がったときは「陽線(ようせん)」、下がったときは「陰線(いんせん)」と呼びます。

補足:世界中のトレーダーが使っている、相場の動きを記録する基本のグラフ。

FX用語集(ら行)

利確(りかく)

含み益が出ているポジションを決済して、利益を確定させること。「利益確定」の略。

補足:勝ち逃げすること。含み益をお財布に入れる瞬間です。

リスクオン

世界中の投資家が「今は景気がいいぞ!攻め時だ!」と強気になって、リスクのある資産(株やFX)にお金を注ぎ込む状態。

補足:イケイケドンドンな相場環境。

リスクオフ

世界中の投資家が「何か怖いことが起きそうだ、逃げろ!」と弱気になって、安全な資産(現金や国債)にお金を移す状態。

補足:守りを固める相場環境。この時は円が買われやすくなります(有事の円買い)。

レジスタンスライン

チャートの上値をつないだ線。「これ以上は上がりにくいだろう」という抵抗帯。上値抵抗線とも呼びます。

補足:相場の「天井」。ここで頭をぶつけて価格が落ちてくることが多いです。

レンジ相場

価格が一定の範囲内(箱の中)で行ったり来たりを繰り返す相場のこと。トレンドが出ていない状態です。「ボックス相場」とも呼ばれます。

補足:方向感がない迷いの相場。FXの7割はこのレンジ相場だと言われています。

レバレッジ

手元の資金の何倍もの金額で取引ができる仕組み。国内FXでは最大25倍までかけられます。1万円で25万円分の取引ができるイメージです。

補足:FX最大の武器であり、リスク。「てこの原理」で小さな力で大きな岩を動かします。

ロット

FXで取引する通貨の「まとまり」の単位。1ロット=1万通貨(1万ドルなど)や、1000通貨と決まっています。

補足:スーパーの「1パック」のような単位。1ロットの大きさはFX会社によって違います。

ロング

「買い」のポジションを持つこと。

補足:相場が上がると思う時に「ロング」します。上がれば利益になります。

両建て(りょうだて)

同じ通貨ペアで「買い」と「売り」の両方のポジションを同時に持つこと。上に行っても下に行っても損益が相殺されますが、コストが2重にかかるデメリットがあります。

補足:アクセルとブレーキを同時に踏むような状態。高度な技術が必要なので、初心者にはおすすめしません。