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中学生でもわかる!FX用語をやさしく解説|初心者向け用語集【2025年最新版】

FX 中学生でもわかるFX用語をやさしく解説する初心者向けガイドのイメージ画像。おしゃれな辞書やノートが並ぶ優雅なデスクシーン。

FX用語集

レバレッジ

少ない自己資金で、その何倍もの金額の取引ができる仕組みです。例えばレバレッジが25倍の時、5万円で125万円分の取引ができます。

 補足:「てこの原理」のように、少ない力で大きなものを動かすこと。

『レバレッジ=危険』は怖がりすぎ?初心者でも安心して使いこなすための基礎知識と実践法

強制ロスカット

損失が膨らみすぎないよう、証券会社が強制的に取引を終わらせる仕組み。証拠金維持率を基準に実行されますが、基準は各FX会社によって異なります。預けたお金以上の借金を抱えるリスクを減らすための、いわば自動停止装置です。

 補足:損を自動で止める「安全装置」。預けたお金以上のマイナスになるのを防ぎます。

証拠金

FX取引をするために、証券会社に預けておく「担保」のお金です。このお金がないと取引は始められません。損益が反映されたり、取引による損失をカバーするために使われます。

 補足:取引をするための「預かり金」。これが少ないと、証拠金維持率の割合が上がり役なるため強制ロスカットの可能性があがります。

証拠金維持率

預けている証拠金に対して、今の取引でどれくらいお金が残っているかを示す割合です。この割合が低くなると、ロスカットされやすくなるため、常に確認が大切です。

 補足:あなたの口座の「健康状態」を示す数字。これが低くなると「危ないですよ」というサインでマージンコールが発動し、ある一定以下になると強制ロスカットされてしまいます。

マージンコール

証拠金が減って、ロスカットされそうだと証券会社から届く「危ないですよ」という警告です。証拠金維持率がある一定以下になると通知されるもので、強制ロスカットの前の段階です。基準は各FX会社によってことなりますが、追加で入金するか、取引量を減らして対応する必要があります。

 補足:「もうすぐロスカットされるかも」という証券会社からのアラート。対処しないと強制ロスカットになります。

スプレッド

金融の取引では、物を「買う値段」と「売る値段」が少し違うことがあります。FX(外国為替証拠金取引)で、この買う値段と売る値段のわずかな差を「スワップポイント」と呼びます。

 補足:このスワップポイントは、FX会社が取引を提供するための手数料のようなもので、FX会社の利益になります。この差が小さいほど、私たちトレーダーは取引にかかるコストが少なくて済みます。例えば、ジュースを100円で買って、お店が90円で仕入れているとしたら、差額の10円がお店の利益ですよね。スワップポイントもこれと似ています。差が小さいFX会社を選ぶと、取引にかかる「お店の利益」が少なくなるので、私たちにとってはうれしいポイントです。

スワップポイント

異なる国の通貨の金利差によって、毎日もらえる、または支払うお金。金利が高い通貨を買うと受け取れ、金利が低い通貨を買うと支払うことが多いです。

 補足:銀行の利息のようなもの。毎日もらえるか払うかで、長期取引に影響します。FXでは、金利が高い国の通貨を買い、金利が安い国の通貨を売る場合、その金利の差額を受け取ることができます。逆に、金利が安い国の通貨を買い、金利が高い国の通貨を売る場合は、金利の差額を支払うことになり、「マイナスのスワップポイント」が発生します。

約定

注文した取引が成立すること。例えば、「この値段でドルを買いたい」という注文が実際に成立したら「約定した」と言います。

 補足:注文が「成立」すること。これが無ければ取引は始まりません。

ポジション

今、持っている通貨のこと。「ドルを買い持ちしている」「ユーロを売り持ちしている」というように、まだ決済していない取引の状態を指します。

 補足:まだ売買が終わっていない「持ち物」。これを決済することで損益が確定します。

エントリー

新しくFX取引を始めること。通貨を「買う」か「売る」かして、ポジションを持つことを指します。

 補足:新しく取引を始める「最初の行動」のこと。

クローズ

持っているポジションを終わらせること。買った通貨を売ったり、売った通貨を買い戻したりして、利益や損を確定させます。

 補足:取引を「終了」させること。これで利益や損が確定します。

両建て

同じ通貨ペアで「買い」と「売り」の両方のポジションを同時に持つことです。相場がどちらに動いてもいいようにする防御策ですが、スプレッドなどのコストが二重にかかるなどのデメリットもあります。

 補足:同じ通貨で「買う」と「売る」を同時にすること。リスクヘッジの一種ですが、コストがかかります。

損切り

損失が出ているポジションを、これ以上損失が大きくならないように、途中で取引を終わらせること。「損を小さく切る」という意味で、とても大切な判断です。

 補足:損が大きくならないうちに、あえて取引を終わらせること。勇気が必要な「撤退判断」です。FXはこれができないと勝てません。

利確

利益が出ているポジションを終わらせて、利益を確定させることです。「利益を確定する」の略で、欲張りすぎずに適切なタイミングで行うことが重要です。

 補足:利益が出ている取引を終わらせて、確実にお金を自分のものにすること。

ナンピン

買った値段より相場が下がった時に、さらに買い増しすることです。平均購入価格を下げる効果がありますが、さらに相場が下がると損失が大きく膨らむリスクもあります。

 補足:相場が下がった時に、さらに買い足して平均価格を下げること。うまくいけば利益が増えますが、リスクも高いです。基本推奨されないやり方です。

ピップス(pips)

FXの為替レートの変動を表す最小単位で、日本円のペアの時は1銭になります。日本円以外の通貨ペアでは、小数点以下4桁目の1単位が1pipsとなります。例:100.00円が100.01円に動くと1pipsです。

 補足:通貨で単位が異なるたため共通のレート変動を表すもの。為替レートの「小さな動き」を示す単位。これを使って、どれくらい相場が動いたかを表現します。

ロット

FX取引をする際の通貨の量の単位です。FX会社によって1ロットの量が異なり、例えば1ロットが1000通貨や1万通貨となることが多いです。

 補足:取引する通貨の「まとまりの大きさ」。ロットが大きいほど、損益も大きくなります。

通貨ペア

FX取引で売買する2つの通貨の組み合わせです。例えば、「ドル円(USD/JPY)」は米ドルと日本円の組み合わせを表します。

 補足:FXでは必ず2つの通貨をセットで売買します。円をドルに換えたり、ユーロをドルに換えたりするイメージです。

スキャルピング

短い時間(数秒から数分)で何度も取引を繰り返して、小さな利益を積み重ねる取引手法です。瞬時の判断力と集中力が求められます。

 補足:超短期で売買を繰り返す方法。わずかな利益を素早く積み重ねます。

デイトレード

その日のうちに取引を終わらせる手法です。夜間にポジションを持ち越さないため、翌日の急な相場変動のリスクを避けることができます。

 補足:基本的に1日の中で取引を完結させる方法。寝ている間に相場が動く心配がありません。

スイングトレード

数日から数週間かけてポジションを持つ取引手法です。日中の細かい値動きはあまり気にせず、相場の大きな流れ(トレンド)に乗って利益を狙います。

 補足:中期的な視点で、数日〜数週間の相場の流れに乗って取引する方法。

長期トレード(ポジショントレード)

数週間から数ヶ月、場合によっては数年単位でポジションを持つ取引手法です。経済の大きな流れや金利の動向などを見て、じっくりと利益を狙います。

 補足:非常に長い期間で、経済の大きな動きに合わせて取引する方法。

オーダー

FX取引で、通貨の売買を証券会社に指示すること。買うか売るか、どのくらいの量で、どの値段で、といった条件を指定します。

 補足:取引の「指示」を出すこと。希望する売買の条件を伝えます。

成行注文

今の相場の値段で、すぐに取引を行う注文方法です。「いくらでもいいから、とにかく今すぐ買って(売って)ほしい」という時に使います。

 補足:今の市場の値段で、すぐに取引を成立させる方法。スピードを重視します。

指値注文

『この価格まで下がれば買い』『この金額まで上がれば売り』という注文で、その値段になるまで取引は成立しません。自分が買いたい(売りたい)値段をあらかじめ指定して注文する方法です。

 補足:ここまで下がったら次は上がるだろうから「〇〇円になったら買う」というように、希望の値段を指定して待つ注文です。

逆指値注文

『この価格まで下がれば売り』『この金額まで上がれば買い』という注文で、その値段になるまで取引は成立しません。自分が買いたい(売りたい)値段をあらかじめ指定して注文する方法です。

 補足:指値注文と似てますが、これい以上下がったら売るという注文なので、損切りをするために使うことが多い注文。もしもの時の「保険」のような役割を果たします。

トレール注文(トレーリングストップ)

利益が出ている時に、相場の動きに合わせて損切りラインを自動的に上げていく注文方法です。利益を伸ばしつつ、ある程度の利益を確保したい時に使います。

 補足:利益が伸びたら、損切りラインも自動的に上げてくれる便利な注文。利益を確保しながら、さらに利益を狙えます。

テクニカル分析

過去の為替レートの動きやチャートの形など、数字やグラフのデータを見て、これからの相場の動きを予測する方法です。

 補足:過去のチャートやデータから、これからの相場の動きを予想する方法。グラフや線に注目します。

ファンダメンタルズ分析

国の経済状況、発表されるニュース、金利の動きなど、経済の基本的な情報を見て、これからの相場の動きを予測する方法です。

 補足:ニュースや経済のデータから、これからの相場の動きを予想する方法。国の経済状況に注目します。

ローソク足

FXのチャートで使われる、相場の値動きを表す四角い棒のようなものです。一本で、その時間の始まりの値段(始値)、終わりの値段(終値)、一番高い値段(高値)、一番安い値段(安値)がわかります。

 補足:ろうそくのような形をしたグラフ。これを見るだけで、その時間の相場の動きがひと目でわかります。

チャートパターン

ローソク足の形が組み合わさってできる、繰り返し現れる特定の形のこと。この形が出ると、その後の相場がどう動きやすいかの目安になります。例:ダブルトップ、トリプルボトムなど

 補足:過去に何度も現れる相場の「決まった形」。これとほかのトレンド系のツールを組み合わせてシナリオを作っていきます。

トレンドライン

チャート上に引く、相場の「方向」を示す線のこと。上昇トレンドなら安値と安値を結び、下降トレンドなら高値と高値を結びます。

 補足:相場の「流れ」を示す線。線に沿って動いている間は、その方向へ進みやすいと考えられます。

サポートライン

相場がそれ以上下がりにくい、底値のようなラインのことです。このラインに到達すると、反発して上昇しやすいと考えられています。

 補足:相場の下値の「支え」になる線。ここに来ると反発して上がることが多いとされています。

レジスタンスライン

相場がそれ以上上がりにくい、天井のようなラインのことです。このラインに到達すると、反発して下降しやすいと考えられています。

 補足:相場の上値の「抵抗」になる線。ここに来ると反発して下がることが多いとされています。

移動平均線(MA)

ある期間の終値の平均値を線で結んだものです。相場の「平均的な動き」を表し、トレンドの方向や強さを見るのに使われます。トレンド系インジケーターの1つ。

 補足:相場全体の「平均的な動き」を示す線。短期と長期の線を見ることで、相場の勢いがわかります。

ボリンジャーバンド

移動平均線の上下に、統計的に計算された2本の線(バンド)を表示するもの。相場の値動きの範囲や、勢いの強さを見るのに使われます。オシレーター系インジケーターの1つ。

 補足:移動平均線の周りに「帯」があるようなもの。相場がこの帯の中に収まりやすいことを示します。

RSI

相場が「買われすぎ」か「売られすぎ」かを判断する指標です。0から100の数字で表され、70を超えると買われすぎ、30を下回ると売られすぎと言われます。オシレーター系インジケーターの1つ。

 補足:相場の「過熱感」を示すメーター。熱くなりすぎたら冷める、冷えすぎたら暖まるという相場の性質を利用します。

MACD

2つの移動平均線から計算される指標で、相場の「トレンドの転換点」や「勢い」を見るのに使われます。線が交差するポイントに注目します。トレンド系インジケーターの1つ。

 補足:相場の「勢い」や「方向の変化」を示すサイン。線が交差すると、相場が転換するかもしれないと示唆します。

ストキャスティクス

RSIと同じく、相場が「買われすぎ」か「売られすぎ」かを判断する指標です。RSIよりも相場の動きに敏感に反応すると言われています。オシレーター系インジケーターの1つ。

 補足:RSIに似た「過熱感」を見るメーター。より細かい相場の動きを捉えやすい特徴があります。

一目均衡表

日本で生まれたテクニカル指標で、5本の線と「雲」と呼ばれる帯で構成されます。相場のトレンド、支持線、抵抗線、転換点などを総合的に判断できます。トレンド系インジケーターの1つ。

 補足:「一目」で相場の状態が「均衡」しているか「崩れているか」がわかる、日本独自の分析ツールです。

フィボナッチ

自然界のいたるところに現れる数列(フィボナッチ数列)を相場分析に応用したもの。相場の「押し目」や「戻り」の目標値などを予測するのに使われます。オシレーターとしては、フィボナッチリトレースメント、フィボナッチエクステンション、フィボナッチタイムゾーンなどがあります。

 補足:数学的な比率を使って、相場の「節目」や「目標」を見つける方法。自然の法則が相場にも当てはまる、という考え方です。

オシレーター系

相場が「買われすぎ」や「売られすぎ」といった、行き過ぎた状態を示す指標の総称です。RSIやMACD、ストキャスティクス、一目均衡表などがこれにあたります。

 補足:相場の「振り子」のような動きを示す指標のグループ。相場がどちらかに偏りすぎていないかを示します。

モメンタム

相場の「勢い」や「加速」の度合いを示す指標です。上昇トレンドでは勢いが増しているか、下降トレンドでは勢いが弱まっているかなど、相場の勢いの変化を捉えます。オシレーター系インジケーターの1つ。

 補足:相場の「勢い」を示す指標。上向きなら勢いがあり、下向きなら勢いが落ちていると判断します。

ダイバージェンス

FXにおける「逆行現象」を意味する言葉です。 相場とテクニカル指標の動きが逆になる現象です。例えば、相場は高値を更新しているのに、指標は高値を更新していない場合、トレンドの転換を示すことがあります。

 補足:相場の動きと、指標の動きが「逆行」すること。相場のトレンドが変わりそうだと知らせるサインになることがあります。

ボラティリティ

相場の値動きの大きさ、激しさのことです。ボラティリティが高いと値動きが大きく、低いと値動きが小さいことを意味します。

 補足:相場の「値動きの激しさ」。ボラティリティが高いと、短期間で大きく稼げる可能性も、大きく損する可能性もあります。

米雇用統計

アメリカの雇用状況に関する統計で、毎月発表されます。非農業部門雇用者数世界・失業率・平均時給などがあり、経済に大きな影響を与えるため、発表時には為替相場も大きく動きやすいです。

 補足:発表時はボラティリティが極めて高く傾向にあります。

CPI(消費者物価指数)

為替相場に大きな影響を与える非常に重要な経済指標の一つです。消費者が購入するさまざまな商品やサービスの価格が、以前と比べてどのくらい変化したかを示す指数です。例えば、食料品、衣料品、住居費、交通費、医療費など、私たちの日常生活に必要なものの値段が、平均的に上がっているのか下がっているのかを測ります。この数字が高いとインフレ(物の値段が上がり続ける状態)の兆候とされ、金利政策に影響を与えることがあります。

 補足:「物価の上がり具合」を示す指数。これが上がると、中央銀行は金利を上げることを考えることがあります。

PPI(生産者物価指数)

「卸売物価指数」と呼ばれることもあり、企業が製品を製造・販売する段階での価格の変化を測定します。企業が生産するものの値段がどれくらい変わったかを示す指数です。、原材料、中間財(半製品)、最終製品など、生産の各段階での価格が対象となります。CPIの先行指標とされることもあり、将来の物価の動向を予測するのに役立ちます。

 補足:米雇用統計やCPIと同様に、市場のボラティリティが高まりやすい傾向があります。企業が「工場で作るもの」の値段の上がり具合を示す指数。これが上がると、将来的にCPIも上がる可能性があります。

GDP(国内総生産)

その国の経済全体の健全性と成長力を測る上で最も包括的かつ重要な経済指標の一つです。一定期間内(通常は四半期または1年間)に、その国の中で生産されたモノやサービスの「付加価値」の合計額を指します。個人消費・設備投資・政府支出・純輸出から算出され、その国の経済の規模や成長率がわかり、国の経済力を測る重要な指標となります。

 補足:主要国のGDPは四半期ごとに発表されます。速報値・改定値・確報値で数回発表あり。「国の経済力」を示す一番大きな数字。これが大きいほど、その国の経済が元気だということになります。

FOMC(連邦公開市場委員会)

アメリカの中央銀行(FRB)の会合のことです。ここで金利を上げたり下げたりするなどの重要な金融政策が決定されるため、世界の金融市場に大きな影響を与えます。

 補足:アメリカの「中央銀行」の「会議」。ここで決まる金利の方向性が、世界の経済や為替に大きく影響します。年に8回(約6週間ごと)開催され、必要に応じて臨時の会合も開かれます。FOMCの発表時はボラティリティが非常に高くなりやすくなります。

金利政策

中央銀行が、景気を良くしたり、物価の安定を図ったりするために、金利を上げたり下げたりすることです。国の経済をコントロールする重要な手段となります。

 補足:中央銀行が、お金の貸し借りの「値段」(金利)を調整すること。景気を調整する重要な手段です。

中央銀行

国の金融政策を担う銀行です。日本では日本銀行、アメリカではFRB(連邦準備制度理事会)がこれにあたります。国の経済の安定を保つ役割を担います。

 補足:国の「お金の番人」。金利を決めたり、お札を発行したりして、経済を安定させます。

為替介入

国(政府や中央銀行)が、急激な為替レートの変動を抑えるために、市場で通貨を売買することです。自国通貨の安定を図る目的で行われます。

 補足:政府が、急激な円高や円安を止めるために、市場に直接出て行って通貨を売買すること。

リスクオン

投資家が積極的にリスクを取って、より高いリターンを目指す姿勢が強まっている市場環境や、そのような投資行動そのものを指す言葉です。投資家が積極的にリスクを取って、収益を狙う姿勢のことです。景気回復への期待や金融政策の緩和など、投資家の心理が強気な時に起こりやすい動きです。

 補足:: 金利が高い国の通貨は、より多くの金利収入が見込めるため、人気が高まります。投資家が「よし、積極的に投資しよう!」という気持ちになっている状態。株やFXでは、よりリスクのある通貨や資産が買われやすくなります。

リスクオフ

投資家がリスクを避けて、より安全な資産へ資金を移動させる傾向が強まっている市場環境や、そのような投資行動そのものを指す言葉です。投資家がリスクを避けて、安全な資産にお金を移す姿勢のことです。経済が不安定な時や、投資家の心理が弱気な時に起こりやすい動きです。

 補足:高い金利が魅力だった通貨も、リスクが高まると見なされ、投資家が手放すため売られやすくなります。投資家が「危ないから、安全な場所に避難しよう」という気持ちになっている状態。円やドルなどの安全な通貨が買われやすくなります。

有事のドル買い

世界中のどこの市場でも、米ドルは最も取引量が多く、圧倒的な流動性を誇ります。危機時には、多くの投資家が安全な場所に資金を退避させようとします。その際、最も換金しやすく、価値を保ちやすい通貨として、米ドルが選ばれやすくなります。世界で何か大きな問題や不安な出来事が起こった時に、安全な資産として米ドルが買われる現象のことです。

 補足:世界的な金融危機(リーマンショックなど)・地政学的リスク(大規模な戦争など)の高まり世界で困ったことが起こると、とりあえず安心できる米ドルを買っておこう、という投資家の動きです。

クロス円

米ドル以外の通貨と日本円の通貨ペアのことです。例えば、ユーロ円(EUR/JPY)やポンド円(GBP/JPY)などがこれにあたります。

 補足:ドル円以外の、日本円と別の通貨の組み合わせ。

ユーロドル

ユーロ(EUR)と米ドル(USD)の通貨ペアのことです。世界で最も取引量が多い通貨ペアの一つで、市場の動向を測る上で重要な指標となります。

 補足:ヨーロッパの通貨(ユーロ)とアメリカの通貨(ドル)の組み合わせ。世界で最も取引されている通貨ペアです。

ドル円

米ドル(USD)と日本円(JPY)の通貨ペアのことです。日本で最も取引量が多い通貨ペアであり、日本人にとって最も身近なFX取引と言えます。

 補足:アメリカの通貨(ドル)と日本の通貨(円)の組み合わせ。日本人にとって一番馴染みのあるFX取引です。

MT4(MetaTrader4)

世界中のFXトレーダーが最もよく使っている、取引するための高機能なソフトウェア(プラットフォーム)です。チャートを見たり、注文したり、自動売買プログラムを動かしたりできます。

 補足:高い機能性、カスタマイズ性、安定性から、今もなお多くのFXトレーダーに選ばれ続けている定番の取引プラットフォームです。世界中で使われているFX取引の「高性能なツール」。これ一つでいろんなことができます。

MT5(MetaTrader5)

MT4の新しいバージョンです。MT4よりも機能が追加され、処理速度も速くなっています。より多くの取引や分析に対応できるように進化しています。

 補足:MT4の「進化版」。よりたくさんの機能が使えるようになり、処理も速くなっています。

自動売買(EA)

プログラムを使って、人の手を介さずに自動的にFXの取引を行うことです。24時間、人の代わりに取引をしてくれるため、感情に左右されずに取引できます。

 補足:ロボットが、あらかじめ決めたルール通りに自動で取引してくれること。寝ている間も取引してくれます。

シグナル配信

経験豊富なトレーダーや専門家が、「ここで買って、ここで売るといいよ」という取引の情報を教えてくれるサービスのことです。

 補足:取引の「ヒント」や「指示」を専門家が教えてくれるサービス。

スリッページ

注文した値段と、実際に取引が成立した値段にずれが生じることです。相場が急激に動いている時や、流動性が低い時に起こりやすい現象です。

 補足:許容スリッページの設定を行うことで、大幅なスリッページのリスクを軽減できます。少しズレた値段で取引が成立してしまうこと。相場が急に動くと起こりやすいです。

約定拒否

注文を出したのに、証券会社がその取引を受け付けないこと。相場が急激に動いている時や、取引相手がいない場合などに起こることがあります。

 補足:注文を出しても「ごめんなさい、その値段では無理です」と断られること。相場が荒れている時によくあります。

ヘッジ

リスクを減らすために、両建てなど反対の取引をしておくこと。例えば、ドルを買い持ちしている状態で、ドルを売り持ちしておくなどして、損失を限定します。

 補足:リスクを「避ける」ための行動。保険をかけるようなイメージです。

ゼロカット

損失が証拠金以上に膨らんでしまっても、証券会社がその超過分を補填してくれる仕組みです。これにより、トレーダーが借金を抱えるリスクを回避できます。国内FXは規制によりゼロカットの制度はありません。

 補足:どんなに損をしても、自分の口座にあるお金以上は請求されない仕組み。借金のリスクをゼロにしてくれます。

DD方式

顧客の注文を、一度FX会社が受けてから、市場に出すかどうかを判断する取引方式です。FX会社が顧客と直接取引を行う形になります。

 補足:FX会社が間に立って、注文を受ける方式。顧客の注文をFX会社が一旦「飲んで」から、市場に流すかどうか決めることがあります。

NDD方式(STP・ECN)

顧客の注文を、FX会社が間に挟まずに直接市場に流す取引方式です。STP(ストレート・スルー・プロセッシング)とECN(エレクトロニック・コミュニケーション・ネットワーク)の2種類があります。

 補足:FX会社が間に立たず、顧客の注文を直接市場に流す方式。透明性が高く、公平な取引が期待できます。

OCO注文

2つの注文を同時に出し、どちらか一方が約定したら、もう一方の注文が自動的にキャンセルされる注文方法。「One Cancels the Other」の略です。

 補足:2つの注文を同時に出し、どちらか一つが成立したら、もう一つは自動的に取り消される便利な注文。

IFD注文

ある注文が成立したら、次の注文が自動的に有効になる注文方法です。「If Done」の略で、例えば「100円で買えたら、次は101円で売る」といった注文が可能です。

 補足:最初の注文が成立したら、次の注文が自動で発動する仕組み。「もし〇〇できたら、次は△△する」という注文です。

IFO注文

IFD注文とOCO注文を組み合わせた、より高度な注文方法です。最初に指定した注文が約定したら、同時に利益確定と損切りのOCO注文が自動で設定されます。

 補足:IFDとOCOが合体した、さらに便利な注文。最初の注文が成立したら、自動的に利益確定と損切りの注文がセットされます。

ステップ注文

段階的に複数の注文を仕掛けること。例えば、相場が下がったら、あらかじめ決めた価格ごとに少しずつ買い増ししていく、といった戦略です。

 補足:階段のように、決まった価格ごとに少しずつ注文を出していく方法。

エリオット波動

相場が、上昇5波と下降3波からなる一定のパターンを繰り返しながら動く、という考え方に基づいた相場分析理論です。

 補足:相場は、まるで波のように「決まったパターン」を繰り返しながら動いている、という考え方。

メンタルブロック

感情的な問題や過去の失敗経験などによって、正しい判断ができなかったり、取引のルールを守れなかったりすることです。

 補足:心の中で「こうしたらいいのは分かっているけど、どうしてもできない」という、心のブレーキのこと。

オーバーナイトポジション

その日のうちに決済せずに、次の日に持ち越すポジションのことです。これには、スワップポイントの受け渡しが伴います。

 補足:1日をまたいで、翌日以降も持ち続けるポジション。